「えーっと今日は後ろ髪のカットでしたっけぇ〜?
どれくらい切りますぅ〜?」
「えーっと顎下3センチくらいにしたいんですけど、はねたり膨らんだりってしますか…?」
「それはまー人によるんでわかんないっすねー
じゃ、顎下3センチで切ってきまーす。ここくらいっすよね?」
「え、あの膨らむかもしれないならもう少し長く…」
ジョキンッ
「あー、ごめんなさーい。もう切っちゃいましたぁ
もう少し早く言ってくださいねぇ〜?」
「えっ…?」
ジョキン、ジョキン、ジョキン
無慈悲に耳元で鳴り響くハサミの音。そんな中で私こと美影桜兎(みかげおと)はあー終わったなぁ、なんて。他人のことのように考えていた。いや、現実逃避していた。
どれくらい切りますぅ〜?」
「えーっと顎下3センチくらいにしたいんですけど、はねたり膨らんだりってしますか…?」
「それはまー人によるんでわかんないっすねー
じゃ、顎下3センチで切ってきまーす。ここくらいっすよね?」
「え、あの膨らむかもしれないならもう少し長く…」
ジョキンッ
「あー、ごめんなさーい。もう切っちゃいましたぁ
もう少し早く言ってくださいねぇ〜?」
「えっ…?」
ジョキン、ジョキン、ジョキン
無慈悲に耳元で鳴り響くハサミの音。そんな中で私こと美影桜兎(みかげおと)はあー終わったなぁ、なんて。他人のことのように考えていた。いや、現実逃避していた。