アルブレヒトは、やはり壊れたままなのだ。
 少しのきっかけで、こんなにも目の前が暗くなる。
 今のアルブレヒトにとって、シャルロットだけがまばゆい存在だった。
 シャルロットにとって不幸なことに、シャルロットがいないと、自分は息も出来ないのだった。

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