わたしがそんな昔の思い出に思いを馳せていると、病院の玄関に六人の聖魔法騎士が到着した。

 さっと礼を取ったわたしは、顔を上げるように言われて息を呑(の)呑む。

 ……ひえええええええ!?

 目の前に、憧れのフリードリヒ・シュベンクフェルト様がいた。