フリードリヒ様は騎士団総帥でシュベンクフェルト公爵であると同時に、王弟殿下でもあった。
御年、二十九歳。
十九歳の時に第三聖魔法騎士団の団長になり、とんとん拍子で総帥の地位まで上り詰めたエリート中のエリートである。
ちなみに、私生活ではバツイチ独身、子どもなし、だ。
フリードリヒ様は一度結婚したのだけど、妻が浮気して、そしてその浮気相手と蒸発してしまったという、苦い過去を持つ方だった。
その経験から女性不信になってしまっているという噂もある。
……うぅ、かわいそう……! でも好きぃ!
実はわたし、フリードリヒ様とは一度会ったことがあるのだ。
フリードリヒ様は覚えていないだろうが、わたしはしっかり覚えている。
御年、二十九歳。
十九歳の時に第三聖魔法騎士団の団長になり、とんとん拍子で総帥の地位まで上り詰めたエリート中のエリートである。
ちなみに、私生活ではバツイチ独身、子どもなし、だ。
フリードリヒ様は一度結婚したのだけど、妻が浮気して、そしてその浮気相手と蒸発してしまったという、苦い過去を持つ方だった。
その経験から女性不信になってしまっているという噂もある。
……うぅ、かわいそう……! でも好きぃ!
実はわたし、フリードリヒ様とは一度会ったことがあるのだ。
フリードリヒ様は覚えていないだろうが、わたしはしっかり覚えている。