ぎょっと目を剥いたわたしに、お母様は裏にも小さな庭があって、そこに畑を作ったのだと教えてくれた。
……伯爵が、畑を耕しているだと!?
あんぐり口を開けるわたしに、お母様はやっぱり能天気に続ける。
「仲良しのご近所さんからね、野菜の苗をもらったの~。苗を作りすぎちゃったんですって! だから今パパが植えているとこなのよ。ほら~、節約しないと、毎日ふかし芋になっちゃうから~」
「冬は大変だったよね。もう、三食芋なんて嫌だよ」
待て待て待て待て!
「あ、でも今日は、マルガレーテちゃんが戻ってくるってパパから聞いていたから、奮発してパンを買ったのよ~。スープにもちゃんと具を入れたの~」
「具のないスープってただの塩味のお湯だもんね」
待て~~~~~~!!
にこにこしながら入れるエッケハルトの合いの手に涙が出そうになるわ!!
……伯爵が、畑を耕しているだと!?
あんぐり口を開けるわたしに、お母様はやっぱり能天気に続ける。
「仲良しのご近所さんからね、野菜の苗をもらったの~。苗を作りすぎちゃったんですって! だから今パパが植えているとこなのよ。ほら~、節約しないと、毎日ふかし芋になっちゃうから~」
「冬は大変だったよね。もう、三食芋なんて嫌だよ」
待て待て待て待て!
「あ、でも今日は、マルガレーテちゃんが戻ってくるってパパから聞いていたから、奮発してパンを買ったのよ~。スープにもちゃんと具を入れたの~」
「具のないスープってただの塩味のお湯だもんね」
待て~~~~~~!!
にこにこしながら入れるエッケハルトの合いの手に涙が出そうになるわ!!