「"死桜"が"姫"四堂櫻子。今から、あんたをボコる女や。よろしゅう」


「なぁっ!?ハァッ!?」



カツン…。



わざと足音を立てて、近付いてくる四堂櫻子。



「"黒豹"のアホ共が」



カツン…。



「女だから手をあげんやと?大切なモンを奪われときながら。生ぬるいんじゃ。それで族とか、ホンマ笑わかす」



笑うとか言いながら、その目は驚くほど冷たい。


全身から冷や汗が出る。



この女…本気だ……!!

逃げなきゃ…



ダァァァンッッ!!!!



「きゃぁぁぁぁっ!?!?」


「これ、今流行りの壁ドンっちゅーやつやろ?」


「か…壁ドン!?」



足でやるコレが!?



「知ってることは全部喋りや。じゃないと今度は、この足顔にめり込ますで?」


「なっ…なんなの!?あんたっっになんの関係がっ」