太陽の色。


でもな、お前こそが"太陽"だ。


俺の"光"



初めて逢った時、またどうせコイツも俺を見て怖がる。

そう思った。


けど、お前はいきなり金◯蹴りを始めるわ、失敗すれば舌打ちするわ。


めっさ、笑ったわ。



"妹"と口にした俺に、それは嬉しげに笑ってくれたよな。



それがどれだけ俺の捻くれた心を救い、癒してくれたことか。



"蓮くん!!"



笑顔で呼ばれる名前。



「お願いします!!大事なっ俺の大事な妹のことなんだ!!そこで話すだけでもっっ」



ブツッ……



インターホンが切られる。



「クソッ!!」



歯痒さに壁を殴り付ける。



「諦めてたまるかっ!!」



チビネもきっと頑張ってる。


もう一度、インターホンを押そうとすれば。



「お嬢様!!いけません!!」


「!!??」



そんな声が聞こえてきた。



そして、泣きそうな顔でこっちに走ってくる彼女と目が合う。



待ってろ。チビネ。

必ず!

必ず、見つけるーー。