気絶させて帰りが遅くなるより、酔っ払って女子高生をホテルに連れ込んだほうが問題だよね……!?

ど、どうしよう……!?


でも、やっぱりホテルはまずい……!あんまりやりたくないけど……気絶させよう。


そして拳を構えたとき。



「ねぇ、その子、嫌がってるよ?」



――――――腕を掴まれ、後ろから声がかけられた。


すぐに振り返る。



「………っ!!」


「あぁん?んだテメぇ」



後ろに立っていた人物に、私は息を呑んだ。