……さて、あとはキツネとネコの人形と、従姉妹用のアイドルがコラボしてるぬいぐるみと……。
目当ての商品を頭の中でリストアップしながら、まずは自分用の人形を探す。
私は見た目が少しチャラいから以外ってよく言われるけど、かわいい動物の人形が大好き。
だからこうして小さい頃から、たまにゲーセンに来てかわいい子たちを回収して回っている。
そのおかげか、どうやってアームを動かしたら取れるのかがわかってきて、今ではクレーンゲームは私の得意分野になっている。
「お、キツネさんみっけ」
つぶらな瞳にオレンジの綺麗な毛並み。
目が会った瞬間に心を奪われて、流れるように百円を入れる。
この人形は比較的に取りやすくて、一度で取れた。
「すっ、すごい……っ!!!」
「……え?」
取れた人形を取ろうとしゃがんだ時、隣からそんな感嘆する声が聞こえてきて、顔を上げる。
「……っな、夏目さん……?」
「あ、長瀬だ」
そこには、プライベートでもやっぱり黒縁メガネをつけている長瀬が、驚いたように立っていた。
目当ての商品を頭の中でリストアップしながら、まずは自分用の人形を探す。
私は見た目が少しチャラいから以外ってよく言われるけど、かわいい動物の人形が大好き。
だからこうして小さい頃から、たまにゲーセンに来てかわいい子たちを回収して回っている。
そのおかげか、どうやってアームを動かしたら取れるのかがわかってきて、今ではクレーンゲームは私の得意分野になっている。
「お、キツネさんみっけ」
つぶらな瞳にオレンジの綺麗な毛並み。
目が会った瞬間に心を奪われて、流れるように百円を入れる。
この人形は比較的に取りやすくて、一度で取れた。
「すっ、すごい……っ!!!」
「……え?」
取れた人形を取ろうとしゃがんだ時、隣からそんな感嘆する声が聞こえてきて、顔を上げる。
「……っな、夏目さん……?」
「あ、長瀬だ」
そこには、プライベートでもやっぱり黒縁メガネをつけている長瀬が、驚いたように立っていた。