「あ、起きた。」
 と、白髪ツインテエルフさん。
「……だっだだだだ誰ですか…」
 私はとりあえず答えながら起き上がる。
「あたしはアリア。16歳。あんたは?」
「ラナ。16歳です」
「おっけー。じゃあタメね。」
「えーっと…この方たちは…?」
「ルーナ、15歳です……」
 猫耳メイドちゃんはルーナというらしい。
「私はクレア。17歳。」
 黒髪ポニテ美人がクレアさん。
 そして続けて言った。
「ん、まぁ歳近いし、全員タメ語呼び捨てでいいよね」
「おっけー」
「了解」
 と、2人が同調したなかに。
「え……」
 1人、硬直している子がいた。
「あ、ルーナやだ?」
「いや…だって、わたし1番下だし……。さすがにタメ語呼び捨てで話すのはちょっと……あ、呼ばれるのと話されるのは大丈夫です…」
「うーん、じゃあルーナは慣れるまで今のままで。慣れてきたらいつでもタメ語呼び捨てアリだからね」
「はい…」

 

 って、仲良くしている場合ではなく。
 ここは見慣れた自分の部屋ではないらしい。まぁ自分の部屋に美少女がいっぱいがいても、って感じだけど。
 なにこの美女パラダイス…。
 ーーじゃなくて!えっと私さっきまで何してたっけ。
 あれ…思い出せない。
 でも寝てたからのんびり寝てただけだ。うん。
 え、じゃあなおさらなんなんだ。