「……ありがとう。デューク。世界で一番貴方のことを好きだから、私と結婚して」
必ず断られること前提の私の求婚をいつものようにサラッと断るのかと思えば、その時のデュークは何故かとても難しそうな表情になった。
「俺も……姫の身分に釣り合うような貴族に産まれたら、良かったんすけどね。まぁ……そういう訳で、大抵の国民は、姫の幸せを願っています。実際俺も……その一人なんで。求婚にお応え出来ずに、すみません」
彼がこの時に浮かべていた表情は、明らかにいつもとは違っていた。
この話の流れはもう止めた方が良いと判断した私は、次はデュークの好きな食べ物について質問することにした。
必ず断られること前提の私の求婚をいつものようにサラッと断るのかと思えば、その時のデュークは何故かとても難しそうな表情になった。
「俺も……姫の身分に釣り合うような貴族に産まれたら、良かったんすけどね。まぁ……そういう訳で、大抵の国民は、姫の幸せを願っています。実際俺も……その一人なんで。求婚にお応え出来ずに、すみません」
彼がこの時に浮かべていた表情は、明らかにいつもとは違っていた。
この話の流れはもう止めた方が良いと判断した私は、次はデュークの好きな食べ物について質問することにした。