「まあ……そうだったのね。じゃあ、獅子の一族の雄って皆デュークみたいに、野生味溢れつつも整った造形を持つ美形の男性ばかりなの……?」
「……俺は一族の中で育つ時も自分のことをあまり、美形とかモテているとか思ったことは一度もないっすよ。それで、姫への答えになるなら」
デュークは肩を竦めて、やっと自分が飲める頃合いだと思ったのか。ようやくお茶を飲んだ。
「きっと、女性にしてみたら、地上の楽園みたいな場所なのね」
彼や彼のような美形の男性に囲まれる生活を思い描いてしまった私に、デュークは微妙な顔をしたまま苦笑した。
「はは……それが俺らの習性だから、仕方ないんすけど。ろくでもない怠け者も、多いっすよ。俺なんかかなり働き者の方で、一日中木の上で寝ている奴も珍しくないっす」
「まあ……お仕事は?」
「……俺は一族の中で育つ時も自分のことをあまり、美形とかモテているとか思ったことは一度もないっすよ。それで、姫への答えになるなら」
デュークは肩を竦めて、やっと自分が飲める頃合いだと思ったのか。ようやくお茶を飲んだ。
「きっと、女性にしてみたら、地上の楽園みたいな場所なのね」
彼や彼のような美形の男性に囲まれる生活を思い描いてしまった私に、デュークは微妙な顔をしたまま苦笑した。
「はは……それが俺らの習性だから、仕方ないんすけど。ろくでもない怠け者も、多いっすよ。俺なんかかなり働き者の方で、一日中木の上で寝ている奴も珍しくないっす」
「まあ……お仕事は?」