「ほんとーっに間抜けだけど。つい最近、気が付いた。あんな風に、ただ好き好き言っているだけの、傍若無人なお姫様だと思ってたら。俺の事、姫が守ってくれてた。ありがとうございます。アリエル様」
片方の手は私の頬に触れ、もう片方は私の長い髪の上にあった。じゃれるように触る指がくすぐったくて、私は思わず目を細めた。
「ふふ。良いのよ。だって、私はデュークのことが好きで……私が勝手に、やったことだもの」
「そう……じゃあ、もう良い?」
デュークは、とても良い笑顔で私に尋ねた。
「え?」
「これは……もう流石に我慢は、出来ない」
何を言いたいのかと戸惑ったままの私は彼の唇が自分の唇に触れたのを、何秒か遅れて気がついた。
片方の手は私の頬に触れ、もう片方は私の長い髪の上にあった。じゃれるように触る指がくすぐったくて、私は思わず目を細めた。
「ふふ。良いのよ。だって、私はデュークのことが好きで……私が勝手に、やったことだもの」
「そう……じゃあ、もう良い?」
デュークは、とても良い笑顔で私に尋ねた。
「え?」
「これは……もう流石に我慢は、出来ない」
何を言いたいのかと戸惑ったままの私は彼の唇が自分の唇に触れたのを、何秒か遅れて気がついた。