「もう…そんな心配させるような真似するわけないでしょう?」

「本当に?」

「うん」

すると、晃輝は嬉しそうに、

「あーよかった!昨日の感じだと、紗英のことだから、迷惑だの何だのって、出ていくんじゃないかって、気が気じゃなかったんだからな?」

「大丈夫!それより、腕に力入りすぎてて苦しい…」

「おっと、ごめんごめん」

やっと解放されたが、胸の鼓動はヘビメタ状態だ。

「あれっ?部屋が綺麗になってるし、洗濯物も干してある…」

「ごめん。落ち着かないから勝手なことして…」

「ありがとな!でも、無理してないか?ゆっくり休んでてくれたらよかったのに」

「何もしないと、余計なこと考えちゃうから。もし嫌だったら、勝手なことはしないけど」