夕飯を、中華にするか、イタリアンにするかで、明日はレッスンだから中華だと匂いが気になるかな?と話していたところまでは覚えているが、その後、眠ってしまったようだ。
イタリアンレストランでの夕飯が終わると、もう解散時間だ。
及川くんはマンションまで送ってくれた。
「今日は遠くまで付き合ってくれてありがとう」
優しく微笑んでそう言われ、
「こちらこそ、楽しかった」
「じゃあ、またなるべく近いうちに、せめて食事だけでも」
「うん。またね」
遠ざかる車に元気よく手を振った。
いつも、別れ際は少し淋しいけれど、私も一人の時間を楽しめるタイプだし、及川くんとは信頼関係があるから、何か疑ったりすることもなく、淋しいのなんのと泣きつくようなこともしない。
そんな関係でよかったのだ。
紛れもなく、幸せと思えていたのだから。
それにも関わらず、なぜ私は…。
イタリアンレストランでの夕飯が終わると、もう解散時間だ。
及川くんはマンションまで送ってくれた。
「今日は遠くまで付き合ってくれてありがとう」
優しく微笑んでそう言われ、
「こちらこそ、楽しかった」
「じゃあ、またなるべく近いうちに、せめて食事だけでも」
「うん。またね」
遠ざかる車に元気よく手を振った。
いつも、別れ際は少し淋しいけれど、私も一人の時間を楽しめるタイプだし、及川くんとは信頼関係があるから、何か疑ったりすることもなく、淋しいのなんのと泣きつくようなこともしない。
そんな関係でよかったのだ。
紛れもなく、幸せと思えていたのだから。
それにも関わらず、なぜ私は…。