なんてそんな話をしてるうちに、注文した料理が運ばれてきた。

「いただきます」

安東は行儀よくそう言って食べ始める。

あたしも注文したチャーハンを早速食べたら…

「美味しい!」

予想以上に美味しくて感動した。

ご飯がベタベタしてなくて、味付けもすごくいい。

「ごちそうさまでした」

結局あたしも安東も完食して大満足でお店を出た。

「あ、あの服可愛い!」

偶然通りかかったお店で目に留まった、あたし好みの服。

胸元が少し大きめに開いていて、丈が短めのセクシー系ワンピース。

スタイルには結構自信があるから、私服はこういうセクシー系の服が多いんだよね。

今日もタイトな淡い黄色のTシャツにジーンズのショートパンツだし。

「見てくれば?」

「え、安東は?」

別に一緒に見たっていいのに。

「買いたい本があるからあっちの本屋にいる」

そう言って指差したのは向かい側にある本屋。

「わかった。見終わったらそっち行く」

というわけで一度別行動になったあたしたち。