「わかったわ。でも、不思議ね。男性だろうが女性だろうが、私の気持ちは変わらない。あなたはあなた。私が愛しているのは、そのままのあなたなの」



昂の目に涙が光った。




「本当に?」





「ええ、本当よ」優子は微笑んだ。




「あなたの優しさ、気遣い、


それは尚子さんでも昂さんでも同じ。私が惹かれたのは、その心よ」