「お待たせ!ごめんね」
サヨちゃんが戻ってきた。
メグはスカートのお尻側で手を拭いた。
真っ白のカーテンが揺れる。
吹き込む風にサヨちゃんが不思議そうな顔をした。
「窓…」
「あー、勝手にごめんね?ほら、見て。夕焼けがきれいだったからちゃんと見たくて」
「わぁ。ほんとだー。風も気持ちいいね」
「そうだね」
「ねぇ、メグちゃん。もし嫌じゃなければね?」
「ん?」
「今年の夏祭りは一緒に行かない?」
「一緒に?せんせーとは行かないの?」
「行かない、かな。もう先生の生徒になっちゃったし。人に見られたら何言われちゃうか分かんないじゃない?ナツくんが困るのは嫌だから」
「見られたって事実で親族なんだから問題ないじゃん。血縁者が一緒に居て何がおかしいの」
「メグちゃんはそう言ってくれるけど。みんながみんな理解してくれるわけじゃないよ。ただでさえナツくんって人気者だから」
なんでメグが擁護してあげなきゃいけないんだろうって思った。
誰よりもせんせーを好きなのは
メグなのに。
でも、本心だった。
事実まで捻じ曲げられて
誰かの心が死んでしまうのなら
分からず屋のバカが死ねばいーと思う。
だからメグは
せんせーの大切な金魚だって、サヨちゃんだって
死ねばいーと思う。
メグの恋を邪魔する分からず屋は全員
死ねばいい。
サヨちゃんが戻ってきた。
メグはスカートのお尻側で手を拭いた。
真っ白のカーテンが揺れる。
吹き込む風にサヨちゃんが不思議そうな顔をした。
「窓…」
「あー、勝手にごめんね?ほら、見て。夕焼けがきれいだったからちゃんと見たくて」
「わぁ。ほんとだー。風も気持ちいいね」
「そうだね」
「ねぇ、メグちゃん。もし嫌じゃなければね?」
「ん?」
「今年の夏祭りは一緒に行かない?」
「一緒に?せんせーとは行かないの?」
「行かない、かな。もう先生の生徒になっちゃったし。人に見られたら何言われちゃうか分かんないじゃない?ナツくんが困るのは嫌だから」
「見られたって事実で親族なんだから問題ないじゃん。血縁者が一緒に居て何がおかしいの」
「メグちゃんはそう言ってくれるけど。みんながみんな理解してくれるわけじゃないよ。ただでさえナツくんって人気者だから」
なんでメグが擁護してあげなきゃいけないんだろうって思った。
誰よりもせんせーを好きなのは
メグなのに。
でも、本心だった。
事実まで捻じ曲げられて
誰かの心が死んでしまうのなら
分からず屋のバカが死ねばいーと思う。
だからメグは
せんせーの大切な金魚だって、サヨちゃんだって
死ねばいーと思う。
メグの恋を邪魔する分からず屋は全員
死ねばいい。