「よかったぁ、元気でっ、倒れてから、助けられたくて、ごめんねっ」

そう言ってぎゅーっと抱きつく力を強めてきた。


くっ、苦しいっ


みーちゃんに心配かけちゃったなぁ

あ、てか、私って、どうやってここに来たの??


「ねぇ、みーちゃんっ、私って倒れてからの記憶がないんだけど、私、歩いてここまで来たの?」


私、重くて運べないはずだしっ‼︎


「ん、えっとねぇ、学園の王子様が運んでくれてたんだよっ!お姫様抱っこで!!

.........?!

「学園の王子様が、私をお姫様抱っこで?!」



うう、嘘でしょ??



「わ、私みたいな普通の生徒が、、王子様に?!」