き、気になるっ。

そう思い、一歩近づいた、が、



ズコーッと転けてしまい、聞けなかったんだ。


うぅ、せっかくのチャンスがぁっ!



「ちょーー?!ことちゃーん!」


最後に、そんな声が聞こえ、眠りについた。


この時は、まさか自分がその姫だなんて、知る訳もなかった。


***


「ん.....?」


目を覚ますと、真っ白な見慣れない天井があった。

背中のところはふわふわとしている。

ん、?ここは、ベッド?



あ、保健室.....?



えっ、でも、なんで??


私なにかしたっけ??