私と違って渚くんは会った時から何も変わらない。



まぁもはやそっちの方が安心する。



家事の分担などはちゃんと決めているからそんなに話すこともないし関わりもない。



前はそれが良かったけど最近はちょっと寂しかったりもする。



「俺先いくから」



今日も相変わらず渚くんは目もまだあまり空いていない私を鼻で笑いながら先に学校へと行ってしまった。



渚くんが私より先に家を出るのはもういつもの事になっている。



遅刻しないように私も準備を始めた。