「ち、ちょっと渚くん!」



彼は私のことなんか気にせずラムネアイスを片手に髪を拭いている。



細いけどちゃんと筋肉がついている上半身が視界の中に入ってしまう。



「別にいーだろ」



「渚くんは良くても私は良くないのっ!!」



「は?ここ俺の家だし」



全く私の事なんて気にしてない物言いに思わずため息を洩らす。



2日目にしてだいたい渚くんの生体が分かってきたような気がする。