「え……?」



「安心しろ俺はお前なんか好きになんねぇ」



渚くんはそう言い捨ててすぐにいつもの不機嫌そうな顔に戻ってキッチンへと戻ってしまった。



何が起こったのか分からなくってそのまま座り込んでしまう。



壁ドン……されたよね?今。



そういうの心臓に悪い、意地悪だ。



部屋の中には秒針の音だけが鳴っている。



何も無かったことにしたかったけどそんなことに出来なくてそれからは私たちの間に気まずい空気が流れていた。