難しい顔をして考えていたら、キッチンから渚くんが歩いてきた。



き、急にどうしたんだろう……!



渚くんはどんどんこっちに迫ってくる。



あまりにもこっちにくるものだからそして1歩、また1歩と後ずさりしてしまう。



でも私が後ろに下がると渚くんもまた1歩とこっちにくる。



とうとう壁まで追いやられて逃げ場がなくなってしまった。



「ドンッ」



急に渚くんの腕が私の横にくる。



これが、世間で言う「壁ドン」ってやつ!?