「は?返事?そんなめんどいことできるかよ」



キッチンから俺様すぎる言葉が耳に入る。



この女の子たちの気持ちは全く渚くんには響いてない、っていうか届いてすらない。



思わず今日何回目かも分からない渚くんに対するため息が出る。



私がため息をはいたのを見て渚くんが続ける。



「お前も、がっかりした?」



「そりゃ、ちょっとはするよ」



「悪かったな」



全く悪いと思ってなさそうな不敵な笑み。



全く反省の色がないから呆れてしまう。