渚くんに当てられた手紙だから私が読むのはダメだと思うけど気になって少しだけ読んでみる。



「渚くんへ、
突然こんな手紙なんて渡しちゃってごめんね。
ずっと渚くんのことが気になってます。
渚くんの仕草や笑顔が大好きです。
よかったら今度お出かけしませんか?
いつでも返事待ってます!」



真っ直ぐでピュアなその手紙に思わず息を飲む。



「ねぇ渚くん、これ返事しなくていいの?」



絶対、頑張って書いてるのにこれをゴミ箱に捨てるのはだいぶためらう。