「あっ、玲衣。ルームシェアの相手どうだった?」



不意にその事に気づいた莉奈ちゃんが尋ねてきた。



「い!いい人だったよ」



……渚くんだったことは未だに信じきれてない。



あの俺様っぷりを考えたら家に帰るのが嫌になってきた。



正直に話すことは出来なくて必死に誤魔化したら莉奈ちゃんは言った。



「よかったじゃん!」



全然良くないけど。