「こっちが俺の部屋。そっちがお前の部屋。風呂洗い、ゴミ捨て、洗濯は当番制。料理は基本俺が作る、でいいな?」


後ろから声が聞こえてきて、ぱっと振り向く。



そこにはもう制服から着替えた渚くんがいた。



早っ、いつの間に着替えたの。



ていうか急すぎて今の家事がどうとか全部聞き逃した気がするけど。



「も、もう1回お願いします....」



全く耳に入ってこなかったのでもう1回とうながすと、



「めんどくせーな」



といいつつもう一度説明してくれた。