「ほんと、またもりぴーとは思わなかったよ〜」



莉菜ちゃんと笑いながら歩く廊下はあまりにもいつも通りすぎてこんなに当たり前が続いていいのかと心配になるくらい。



2人でどうでもいい話しながら今度遊ぼうと話していた時だった。



「あっ、爽やか王子!」



もう昇降口が目の前、というのに私たちの通る道が狭くなっていることに気づいた。



それは、そこに爽やかくんがいたから。