「玲衣が応援団とかやるなんてめずらしいね」 「うん、ちょっと挑戦してみようかなって」 「いいじゃん〜」 莉奈ちゃんは嬉しそうに微笑む。 その笑顔を見てつい私まで嬉しくなってしまった。 そんなやり取りをしている間にも時間は過ぎて、次の授業が始まる合図がした。 次の時間は国語。 チャイムが鳴り終わると早速先生が話し始めた。 「今日はいつもとは違うことをしましょう」