柊弥くんがふっと笑う。



「玲衣先輩以外に誰がいるんですか」



柊弥くんのそういうところが好きだ。



小さい頃から背は伸びたし男の子らしくなったけど性格はあんまり変わってない。



「い、行けるよ!」



2人で遊ぶのはすごく久しぶりだ。



多分小学生の時ぶりなんじゃないかな。



「良かった」



柊弥くんは私の目を真っ直ぐ見て優しく微笑んだ。



それ、なんかズルい。