救急車のサイレンがする中、1人の狐面を着けた少女がその現場にいた。
彼女は加奈葉の遺体に近ずき、近くにあった時計を拾った。それを誰も止めなかった。まるでこの世に居ないかのように。
「時よ、止まれ。」
そう言うと時が一瞬にして止まった。そこに加奈葉がいた。
「代償はしっかり払ってもらいますよ」
「はァ?何言ってんの?あたしを復活させてよ!!」
そう言うと狐は少し笑ったように見えた。
「無理です。悪いことに使わないでください、と最初に忠告したでしょう。それを貴方は破った。」
そう言い放つと加奈葉は少し顔が引き攣った。
「へ?そんな訳無いでしょ?」
そう加奈葉は言い放つ。
「この時計私の骨、内臓から作ったものです。この時計は私の1部ですから」