pm.18;55頃_true loveレストラン到着して

店内に入り私が優斗が座ってる席を探してると

「愛莉!ここだよ!」

と優斗が手をおいでおいでして案内してくれた。

 「…優斗…早く来てくれてたんだね。

待たせてごめんね」

 「大丈夫。俺こそ今まで仕事で

 夜遅くまで待たせてすまなかった。」

…あ。この感じ…別れ話なのかな…?

私がそう思ってると優斗から話を切り出す。

「…あのさ、愛莉。俺最近仕事遅かったじゃん?」

「うん…そうだね。」

…私達…やっぱり別れるのかな。

「それには理由があったんだ」

「え?」

私の思ってた答えとは違ってたから

驚きを隠せなかった。

「理由って…?」

「これを…受け取ってほしい。」

真剣な眼差しで私を見つめつつ

優斗が私に渡したプレゼントは…

「け…結婚指輪!?」

そう結婚指輪だ。

「…愛莉…俺と結婚して下さい。」

私はパニックのあまり

「…え?えぇ!?な、なんで結婚指輪!?

今までそんな雰囲気なかったのに!?」

と本音がダダ漏れになる。

そんな私を見て優斗は

「俺、最近帰り遅かっただろ?

あれ、実は愛莉にぴったりな結婚指輪を

探しに兄貴と2人で店を見て回ってたんだよ。」

と申し訳なさそうに色々と待たせてごめんな

って謝る。

私はますますパニックになり本音ダダ漏れで

「そうだったの!?てっきり私…

浮気してるんじゃないかって

思ってたんだからね!?」

と言うと…優斗は

「落ち着けって…俺、愛梨しか興味ないから。

疑う気持ちも分かるよ。

何なら俺のスマホの中身を

全部見せても良いけど?」

あ…こういう時の優斗の言葉は本音だ。

私は優斗と高校から同じクラスだったから

長い付き合いで分かるのだ。

「…分かってるよ。優斗の事を信じてるから

大丈夫だよ。

だけど…本当にプロポーズは…予想外すぎて

泣けてきちゃうね…。」

私は目頭が熱くなり嬉し涙で溢れ出した。

そんな私を見て優斗は

「…改めて、愛莉。俺のお嫁さんになって下さい」

と最高のプロポーズの言葉を伝える。

私は嬉し涙と同時に優斗の事が愛しくなり

「はい!喜んで…優斗、愛してる!」

と告げると優斗が私の頬に手を添え

お互いの唇を重ね合わせた。

true love_完_