バリッ、バリン……、バキッ。

ひときわ大きな音。

五里先生が、足をどかす。

「こんなもの、学校に二度と持って来るなよ」

そう吐き捨てると、五里先生は、まだ興奮した状態でこっちに向かって来る。

やばっ。