同意……して、いいのかなぁ。
こんな怪しげな部活が正式に認められたら、苦情の嵐だと思うんだけど……。
「とにかく、部員が5人集まらないとオカルト部は部活として認められないんだよね」
「こんな怪しげな部活にわざわざ訪ねてくるやつなんて、そうそういねぇ。部室も元学習室を使ってるだけだし、実々だけが頼りなんだよ!」
怪しげな部活という自覚はあったらしい。
でも、この部活がどんなにピンチだとしても、入部することはできない。
特別な部活に入ることは、できないのだ。
それに、強烈な部活とメンバーにすっかり忘れていたけど、美術部の仮入部にも行かないといけない。
「ごめんなさい、私、行きます!」
勢いよくパイプ椅子から立ち上がり、扉に向かう。