自分らしくないことをしたせいか、深夜3時頃に目が覚めた。そわそわして落ち着かない。
 こんなのは友達じゃない。友達でいたいなら尚更、離れるかどうかは太陽が決めることだ。

『それは私が決めることだよ』

 以前自分が太陽に言った言葉が蘇って、身体が熱くなる。水姫はすぐにフォローをし直した。
 決めてもらう為にも、正直に自分の気持ちを話そう。この矛盾した気持ちと向き合おう。太陽がそうしたように。
 覚悟を決めたら、今度はすんなり朝まで眠ることができた。