この世界には、弱者がいる。

弱者は、自分を一番に考え、行動し、ミスを犯す。

ミスを犯し、後悔し、立ち上がるのなら私は強者と呼ぶ。

だが、ミスを犯し、それを言い訳に、自暴自棄になる。

これは、、、最悪な弱者だ、、。

「また、、、何を考えているの?」

そう、私に声が響いた。

「ファリシア」だった。

「貴方は、いつも何かを考えているわね、その考え、聞かせてはくれないのかしら?」

ファリシアは、私に、視線を合わせ、こちらを伺っている。

「まぁ、、、強いて言うなら、、成績かな、、」

そう、、今日は、学校から通知表を返されたのだ。

私の評価は、、、オール△、、まあまあだ。

だが、、目の前にいる彼女は、、

「あら、、悪かったの?」

あからさまに笑っている。

「うちはオール△だよ、、ファリシアは?」

「私は、オール◎、、まぁ、、いつも通りね」

めちゃめちゃ成績が良い。なんと好ましい。

「それはそうと、、ドール、、顔色が悪いわよ?」

「え、、?」

確かに、、ちょっと熱っぽいなとは思っていたけど、、どうやら、心配をかけてしまっていたらしい

「帰って寝といた方がいいわよ」

「、、うん、、そうするよ」

それで、ファリシアとは別れた。

強いて言うなら、彼女には欠点がない。

勉強もでき、スポーツ万能。

この上なく完璧主義者。

だが、、、そんな彼女にも、反吐が出る。

だって、、彼女は、、、、

家に着いて、、テレビをつける。

寝るとは言ったものの、寝る前は色々と考えてしまって、つらくなる。

寝るのは嫌いだから。

「雲行きが悪いかな」

雨が降りそうだった。

だが、、、窓を開けて、、風を浴びる。

そして、、、月が私の後ろにちょうど重なった時、、テレビの音が響き渡った。


_昨夜、、突如警察から、とある1人の少女について語りました。
特徴は、、

青い髪でロング。

片目が失っている。

偽名が「川桜 蝶」であること。

そして、、、







世界最強であることを、、、世に、、公言致しました。_