神宮寺さんが頬を赤らめて呟いていた。


うっ、か、可愛いっ。

で、でも、なんで私なんかを好きに......?

分からないけど、私は今世界で一番幸せ者だっ


......って、あっ。そうだっ。

今日はこの前に買ったプレゼントを渡そうと思っていたんだ。

今、渡そうっ。

「じ、神宮寺さん......」

「ん?なんだ?」

「こ、これ、神宮寺さんに買ったんですっ
迷惑かもしれないんですけど......受け取って欲しいですっ」


「ん?迷惑なわけないだろ?亜衣が俺のためを思って買ってくれたなんて愛おしすぎる」

本当に愛おしいとばかりにこっちを見つめてきた神宮寺さん。


じ、神宮寺さんの顔が甘くて直視できない......っ

「なぁ、中を見てもいいか?」

待ちきれないとばかりにこっちを見てきていた。

「はいっ!もちろんっ」

「ん、これ、ピアス?かっこいい。好きだ」