「っ、わっ。こ、こんなに買ってもらっちゃって......い、いいんですかっ?」


神宮寺さんが私の服や美容品など、たくさんの物を買ってくれて、現在戸惑い中です!


「ああ。亜衣に合いそうな物ばかりだからな」

そう言い、ニコッと八重歯を見せて笑った神宮寺さん。

ドキドキと胸の高鳴りを感じた。

うぅ、その笑顔は反則です...っ!


「どうした?顔が赤いぞ?熱でも出したか?」


ち、違いますっ。神宮寺さんがカッコよくて顔が熱いんですっ。

心の中で、そう言った。が、それが伝わるわけもなく、ずぅーと心配してくれていた。


***


「あぁ、そうだ。亜衣。こっちに来い」

ひょいひょいと手を動かしてこっちにきてと言っている神宮寺さん。

なんだろうっ。何かあるのかなっ?


神宮寺さん着いて行った先は、ピンクで統一された、ハートがたくさんあるところだった。