変な胸騒ぎがして、すぐに家を飛び出た。


スマホを見るが、連絡はない。

もしかして、あの幼なじみと居るのか?

嫌な発想ばかりしてしまう自分が嫌になった。


少しして、亜衣を見つけた。

亜衣は、近くのショッピングモールにいた。


はぁ…やっと見つけた。

真っ暗なのに、何やってんだ……。

声をかける……その前に、

「ねぇ、君一人?俺たちと遊ばない?」

……は?

「っ…ご、ごめんなさ…」

拒否している亜衣を見て、安堵する。

が、相手は分からなかったらしく、

「んー?君めっちゃ可愛いじゃん。俺のものにしたいわ〜」

と、言いながら、亜衣にキスしようとする奴。

気づいたら、俺はそいつに向かい、亜衣を抱きしめ、このナンパ野郎をぶん殴っていた。