「あのね、美憂、話したいことがあるのっ」

今、お昼タイム真っ最中。

そう、


今日、私は美憂に、神宮寺さんと同居していることを伝えるのっ。

伝えたかったけど、心の準備ができていなくて......。

でも、今日はしっかりと伝えたい。


「んー?なぁに?どーしたのぉ?」

「あの、ね。私、」

「あ、もしかして、同居人と付き合うことになったとか??」

えぇぇ?!

じ、神宮寺さんと私が?!

って、美憂は神宮寺さんが同居人ってこと、知らないんだった......。

「ち、違うよ?!」


そういうと、なーんだと膨れ面になり、「じゃーなによ?」

と聞いてきた。

「あのね、このまえ、男の子の家に住ませてもらうって話をしたよね?

それで、その同居の人が、神宮寺さんなのっ。」

「へぇー………って、ゴホッ。い、今なんて?」

「えっとね......同居の相手が神宮寺さんだったっ。」

「えぇー?!本当に??そんな偶然あるんだねぇ。てか、今までなんで教えてくれなかったのよ‼︎」

「ご、ごめんね。心の準備ができてなくて......っ」