「大丈夫か?」
「安心しろ。」
「俺はお前の味方だ。な?」
俺は、嫌われないよう、もの凄いアピールをして、ようやく亜衣が、俺への恐怖心が薄まっていくのを感じた。
そう、舞い上がっているとき、事件は起きた。
「ごめんなさいねぇ〜。おばあちゃんが色々と生活が大変になっちゃったみたいで、当分はおばあちゃんのお世話をしなきゃいけなくなっちゃてね。だから、私が戻ってくる間、二人で暮らしていてくれないかなぁ?
あっ、!もう時間だ!一応お金はここに置いておくわね!じゃあねっ!」
………は?
俺と亜衣が、二人?
何言ってんだ??
いや、おばさんのことだから仕方ねーけどよぉ!
二人の間に、気まずい雰囲気が流れた。