その行動に対して、自然と嫌な気持ちはなかった。

恵美さんと、私と、神宮寺さん、3人の生活が慣れてきた時、事件が起きた。

「ごめんなさいねぇ〜。おばあちゃんが色々と生活が大変になっちゃったみたいで、当分はおばあちゃんのお世話をしなきゃいけなくなっちゃてね。だから、私が戻ってくる間、二人で暮らしていてくれないかなぁ?
あっ、!もう時間だ!一応お金はここに置いておくわね!じゃあねっ!」


と、いい、ものすごい量のお金を置いて、行ってしまった恵美さん。

二人の間は、長い沈黙になる。

うぅ、気まずいっ…

そう思った時、ハッとした。

神宮寺さんは、女の人が苦手なんだ。

だから、きっと私といるのも苦痛なはずっ

今までは恵美さんがいたからなんとか耐えられたかもしれないけど、二人なんて、最悪なはずだ。