「まさか、咲の父さんが一人暮らしを

 認めてくれるなんて思いもしなかったよな。

 ま、そのおかげで今こうしてお家デート

 出来てるし…感謝しないとだなぁ…。」

 「そうだね。一人暮らしの件は

 お父さんに感謝しなきゃ!勿論お母さんにも!

 あ!今日の夜にでもデート終わってから

 お父さんとお母さんに

 電話してみようかなぁ?」

 「それ、良いね!」

 「でしょ?」

 私と薫は何となく笑ってしまいそうな

 衝動を堪えてたが

 我慢出来なくなって2人同時に笑い合う。

 「やっぱり、咲と居ると楽しいわ。」

 「私も薫と居るとめっちゃ幸せ…!」

 2人で見つめ合いながら

 私と薫は照れてしまう。

 そんな私達は周りから見て

 バカップルな雰囲気を

 かましてた。