質問攻めすご。


「そんなイケメンなん?ええうちも見たいわ」


すると柊真がはぁ、と言いながら持っていた箸を置いた。


「お前らなあ、イケメンならここにいるだろうが」


「……え?」


「どこどこ?」


あたしたちがとぼけると、柊真が「お!れ!」と叫んだ。


「えーなんか違う」


「美嘉、そんなこと言うたらシュウマイが可哀想やろ」


……ん?


「見てみ、うちの弁当。シュウマイ入ってんねんけど」


そう言ってシュウマイを箸で掴み上げた紗雪。


「まじ?偶然すぎん?」


「それはそれですごいけど、俺シュウマイじゃねえよ」


「えそうなん?」


「知らんかった」


あたしと紗雪で大笑いした。


「ね、質問タイムやん。次やろ、美嘉?シュウマイ?」


「だからな!」











それからは、毎日紗雪と弁当を食べた。


柊真(あだ名シュウマイ)はいたりいなかったり。


たまに、クラスの子とも混じったり。