スカイのアジトに入ると、受け付けのお姉さんにスカイの会員証を渡す。

この会員証はスカイに所属している者だけじゃなく、ボスが信用している、スカイの協力者も持っているの。

受け付けのお姉さんから通行OKしてもらったら、エレベーターに入り、最上階に行く。

最上階にはボスの部屋があるんだ。

ボスの部屋に着いた。

ボスの本名は、竹下松太郎《タケシタショウタロウ》だよ☆

あ、私はボスって呼んでるけど、竹下様とか、松太郎様とか呼んでる人がほとんど。

スター幹部の1人は、師匠と呼んでる。
最年少の子なんかはおじいちゃんとか呼んでる。
ほんとのおじいちゃんではないけどね。

スター幹部については、後で説明するね。

じゃ、ボスの部屋に入りまーす♪

コンコン

由姫「失礼します。由姫です。」

ボス「入れ。」

ボスの部屋は、ほこり1つないくらい綺麗。
ボスは綺麗好きなんだよね。

向かい合わせになってるソファーに座る。

由姫「ボス、ターゲットを手に入れたので、報告に来
   ました。今回のターゲットは興味ないので後の
   処理はボスにお任せしますが、いかがいた
   します?」

私が狙うターゲットは、有名な宝石をスケジュールが許す限り全て手に入れる。
でも、私が興味ないものは資金調達のために闇ルートで売りさばいたり、幹部以上でほしいと言う人がいたら、ボスを通してその人にあげたりしてる。

ボス「そうか、ごくろう。
   今回のターゲットは闇ルートで売る。
   後はこちらで手配する。」

由姫「わかりました。
   では、失礼しました。」

ふーっ、今日の仕事終わりっ♪

廊下でせのびをすると、後ろから気配を感じる。

由姫「何の用?……隼人」

隼人「んー?別に何でもないよ。
   由姫を見かけたから、声をかけちゃった♪」


普通だったらキュンとくるセリフ。
顔もイケメンですし、かなり女子が騒ぐタイプの人なんだけど……かなりの女好き。特に美人。

でも、私、美人じゃないのにいつも声をかけてくる。
何でだろ?(←超絶無自覚美少女です)

?「あなた、誰にでもそんなこと言う癖、いい加減や
 めた方がいいわよ。」

由姫「天音!」

この大人びた口調の美少女は、
スター幹部の1人、秋庭天音《アキバアマネ》。
スター幹部だけど、実は、
最年少の小学6年生なんだよ!

あ、私と隼人もスター幹部ね。

天音は小学生ながら、世界的に活躍している超有名ピアニスト・Amaneなの!

隼人も認めたくないけど、世界的に活躍しているグラビアモデル・Hayatoなんです。

……スター幹部の中で、表では私だけ無名……

まあ、それはしかたない!

私もほんとだったら……

あっ、何でもない!

じゃあ、次から登場人物紹介してくね!