少しずつ、少しずつだけの、クラス表にいる人数が減ってきた。

そして、なんとか、クラス表の前までやってくることができたのだ。

「う、うそっ」

クラスは1S、そして、寮は特別寮だったのだっ。

嬉しくて、ぴょんぴょんと飛んだ。

えへへ、嬉しいなぁ…って、あれ?

「このシール、なんだろう…?」私の名前の隣に、ピンク色の、ハート型のシールが貼ってあった。

あっ、でもさっき男の子が、確か、『perfect girlには、名前の横にハートが貼られてるらしいぜー』

って言ってたよね…?

も、もしかして、だけど、私、選ばれたんじゃ?

う、嬉しいけどっ、私、perfectgirlの事、よく知らないっ

と、とりあえず、この事は後で担任の先生に聞くとかして、まずは1Sに行かないとっ

あっ、ちなみに、昨日のうちに、青学の先生?が私の家に来て、荷物を取りに来てくれたのっ。

それで、寮に荷物を先送りしてくれたみたいっ。

だから、特に荷物はなくて、筆記用具と、他に必要かな?って思うもの以外、スクールバックには何も入れてない。

ここ、かな?

1Sの教室まで来て、すぅーと息を吸う。

ちょっと、、緊張してきたっ。

ふぅ…

「お、おはようございます」

途端、ザワザワしていた教室が、シーンッと静まり返った。

…えっ?なんで…?

あっ、もしかして、ここに場違いな女がいるからびっくりして固まっちゃってるのかな?

ガーンと落ち込みながら、心でごめんなさいっと謝る。