いや、大切な話なのは分かりましたけども!何故、蓮都が居るのよ!


「そのことなんだけど…梨緒?半年だけ、蓮都くんと一緒にここで住んでくれない?」


「………は?」

ちょっ!ナニイッテンノ



私と蓮都が同居⁈それも私の家で!


いやいや、無理だわ!



死んでも無理‼︎

「梨緒が戸惑うのも分かるけど、蓮都くんのお母さんも……病院に入院していて、お父さんも居ない状態でしょう?だから、お願い、梨緒」

いや、戸惑ってるんじゃなくて怒ってるんですっ!

「いやいや、理由になってないよ…確かに蓮都が大変なことになってるから夕食一緒に食べてたけど、何故それが同居に⁈」


別に、今までどうり、風呂入って、夕食を食べさせてやって、たまに泊まりに来る。

この状態でいいじゃん!



「あ…そうだ、これを話すの忘れていたわ…私ね、明日から、イギリスに行くのよ…」


「え?!明日?!イギリス……わ、私は?」


「梨緒は、この家でお留守番して欲しいの。
お父さんが、お仕事をもらったのよ。
で、そのお仕事先が、イギリスなの。
お父さん一人で行かせるのは、お母さん、心配で、着いて行くことになったの」


「んなっ…!それで、私は蓮都と同居をしろと?」

「そういうことなのよ。絶対半年経ったら帰ってくるからね?まぁ、それまで、蓮くんと梨緒が変なこと、しないといいけどねぇ♡」



…っと、いう感じで、この幼なじみと同居…と言うことになったのだ。

でも、私と蓮都が通っている学校は……ある法則がある。


その中の6条に、『生徒同士で同居は即退学』というものがあったのだ。

だから、、バレたらかなーりヤバいの…。

で、今、バレないよーに頑張ってるのっ

と、上目遣いで、蓮都が話しかけてきた。