この子は、私の幼なじみ、双葉蓮都。私と同じ、中学一年生。


そう、私たちは、同居しているのだ。


あっ、でも付き合ってるわけではないからね?


はぁ…、本当、毎日疲れるぅ、


って、私はお母さんか!

何故、私がこの幼なじみと同居しているのかというと、話は、2週間前に遡る。


「梨緒、大事な話があるの。」


私はお母さんに呼ばれて、リビングに座った。

「お母さん…?そんなかしこまってどうしたの?
……それに、何故か蓮都もいるし…」