「真っ赤になっちゃって、可愛い
俺以外の男にそんな顔見せちゃダメだよ?」



「見せないよっ…!!!
私にそんなこと言ってくる物好き、響くんしかいないんだからっ」



「うん、綴ちゃんのそういう顔は全部俺だけの」



真っ赤になって言う私に響くんは優しく微笑んできて、こんなの恥ずかしすぎる


響くんに私がどう映ってるのか知らないけど、どう考えても私のことを贔屓しすぎだ


響くんの幼なじみ好きもここまで来ると重症だよ…

熱を持った頬に手を当ててなんとか冷まそうとするけど、当分は無理そう…




「そろそろ行こっか、もっと綴ちゃんといちゃいちゃしてたいけど…クラス委員に怒られそうだし」


「そ、そうだねっ行こっか…」



やっと解放された体でもう一度風を浴びる

ふと窓に映る自分の顔を見て絶句した

まるで茹でダコみたいに真っ赤、真っ赤すぎる!
こんな顔じゃ絶対クラスに帰れないよっ